自然周期での体外受精はこのような経過をたどる

いっぽう、自然周期、クロミッド周期の採卵では、経済的な事情が許せばですが、くり返し体外受精にトライすることも可能です。

それを経験された方の実例を示して説明します。

この方は、子宮卵管造影で、骨盤内癒着という診断を受けていました。

そして、38歳という年齢から、ベジママといった妊活サプリなんて生易しいものではなく、体外受精などの高度生殖医療が適切と判断しました。

また、不妊の原因がおもに卵管因子であることから、強い排卵誘発は必要ないと考え、自然周期などでの体外受精をおこなう信頼できる医療機関に紹介しました。

そして、最初の受診時が排卵直前だったこともあり,4回の通院で妊娠となりました。

Iさんの経過報告から。

0月28日初診。

診察の結果、卵胞が適度な大きさに育っているため、明日の朝採卵とのこと。

0月29日採卵(2回目の通院)。

受付→麻酔なしで採卵(針を刺すときと卵子吸引時のみ、チクッとした痛みあり)。

オペ室に培養士がいて、採取した卵胞をその場で顕微鏡下で確認し、口頭で卵子があるという報告を受ける。

採卵後は、20分ほどベッドで休憩し出血,腹痛がなかったので、待合室へ移動。

その後、医師より卵子の状態および移植についての説明を受ける。

夫は遅れて来院。

採精室で採精→採精結果が出るまでの約1時間,院内で待機。

1時間後、培養士が卵子,精子の状態について説明。

よい精子は集まってきているが、卵子がまだ未成熟なので状態によっては顕微授精になる可能性があると説明される。

○月30日受精の確認。

培養士より卵子の成熟が遅く、今朝、顕微授精をしたとのこと。

○月\31分割の確認。

分割が始まったとのこと。

受精卵の状態がよければ、明日午後より移植とのこと。

翌月1日受精確認(3回目の通院)。

順調に分割しているので、移植可能。

受付終了後,培養士より受精卵の状態および移植後の生活についての説明あり。

オペ室にて移植。

モニターにて受精卵の写真を見る。

移植時は、経腟エコー画面にて移植の状況が見えた。

移植後、ベッドにて20分ほど安静。

その後、移植した受精卵のグレードやフラグメントの有無、妊娠判定日を看護師から聞き、黄体ホルモンの処方を受けた。

同月13日妊娠判定(4回目の通院)。

血液と尿検査を受け、妊娠判定陽性とのこと。

次回、21日に胎のう確認のため受診予定。

IVFLessonl3・自然周期採卵をおこなうためには高い技術が必要。